宝生如来とはどういった役割や立場、ご利益、歴史があるのでしょうか?
宝生如来・・・・。失礼ながら。あまり実は知らなかったんです。実は如来にこんな種類があるなんて!
阿弥陀様やお釈迦様の方がメジャーでお寺ではどちらかだろうと思っていたくらい無知でした。
実はすごい如来なんです。今回は実は知らなかったという、あなたに宝生如来をご紹介します。
宝生如来とは
如来は仏教で一番上の種類です。
「如来」とは、真理を得て、悟りを開いた存在の仏像のこと。
「如」=真理の世界、「来」=来たひとという意味で、「真実界から来た人」=如来です。
仏教のなかでは最高の境地に至った存在として、もっとも高い位にあります。
もっとも序列が高いのは「如来」で、これは「真理を悟った人」である仏教の開祖・釈迦の姿をかたどったものです。
悟りをひらいた後の姿ですから、如来は仏像の中で位が高いとされます。
その後、様々な特徴と解釈を持った仏が生まれ今に至っています。
その中でも宝生如来はどんな如来なんでしょう。
立場
もとは密教における大日如来の5つの智慧を表す五智如来の一尊です。
語源は「宝よりうまれたもの」を意味し、財宝を生み出し人々に福徳を授けるといわれています。一切の垣根を取り払い、あらゆる全ての現象・事物を平等に観るという意味で「平等性智(びょうどうしょうち)」と呼ばれる智慧を具現化した仏です。
宗派
宝生如来の単独の造像はほとんどありません。
左手は衣服の端を握り、右手は手の掌を前に向けて下げる与願印(よがんいん)を結んでいます。願いを聞き入れ、望むものを与えようとする身振りを表しています。
ご利益
病気治癒、無病息災、滅罪の功徳があるとされています。
※ちなみにお寺は仏様と相談するところで、神社は神様に誓いを立てる場所です。
宝生如来の真言
オン・アラタンノウ・サンバンバ・タラク