普賢菩薩で有名なお寺ベスト3

普賢菩薩サマンタバドラとも言う菩薩様であり、大乗仏教で崇拝の対象となっていることでも知られています。

さまざまなお寺に祀られている普賢菩薩は国内外問わず多くの人たちが参拝に訪れています。
そんな、普賢菩薩で有名なお寺ベスト3をご紹介します。

大分県大山寺

大分県大山寺の普賢菩薩は腕が合計14本あり、台座の下に白い像が8頭と上に4頭ある、非常に見ごたえのある菩薩様です。

国の重要文化財に指定されており、高さは87.8mもある像として多くの参拝客をが訪れています。

もともとは柞原八幡宮境内の普賢堂のご本尊だったそうで、明治時代にこのお寺に移されたと言われています。

特徴はかやでできていることで、平安時代前期頃作られたのではないかと考えられているそうです。
見た目は力強く気品高く、わが国の普賢菩薩様の中でも非常に優れた作品となっています。

京都府岩船寺

岩船寺は京都府と奈良県の県境にあり、近くに有名な浄瑠璃寺があります。

岩船寺を建立したのは729年聖武天皇の発願により、善根寺にいた行基によってその境内に阿弥陀等を建てたのが始まりだと言い伝えられています。

岩船寺の普賢菩薩は本堂のご本尊脇に配置されていますが、元は三重塔の中にあったのを移してきたそうです。

言い伝えによれば、智泉大徳が作ったとされており、この人は非常に画技に優れた人でした。

弘法大師の指導のもとで描かれたものを仏師が藤原時代初期に普賢菩薩として制作したとされています。

見た目は女性的なお姿で、この時代の代表となる作品となっており、白い像に乗っているのが特徴です。

ぜひ、この菩薩様を拝んでみたいものですね。

佐賀県玉林寺

佐賀県佐賀市に位置する玉林寺は1382年に鎰尼信濃守季高が建立したお寺として知られています。

このお寺には2つの普賢菩薩が置かれており、どちらも座った状態の普賢菩薩で、菩薩の中でも最上位にある菩薩として祀られています。

これらは文禄の役の際、朝鮮から来たものだとされていますが、それぞれの様式や構造は全く異なっているため、そもそも一対だったとは考えにくく、見た目はおだやかな表情なのが特徴です。

普賢菩薩で有名なお寺ベスト3まとめ

普賢菩薩で有名なお寺を3つご紹介しました。

どれも魅力的で見てみたい普賢菩薩ばかりです。

普賢菩薩を間近で見ると、きっと心が穏やかになり癒されるはずです。

近くを訪れた際はぜひ一度お参りしてみてはいかがでしょうか?