奈良・東大寺・多宝如来像(国宝)

銅造釈迦多宝如来坐像

薬師如来像は全国数多有、国宝級の薬師如来像は座像、立像で12体存在しており、奈良、京都、大阪に集中しています。

時代的には飛鳥から平安のものが多く、優美さとしなやかさを持った薬師如来像がそろっています。

私もいくつか薬師如来像を見ましたがその中でも唐招提寺金堂の薬師如来像が印象に残っているのでここに紹介します。

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東大寺の多宝如来像とは

唐招提寺金堂(国宝)に盧舎那仏と共に安置されている立像です。

東大寺とは

東大寺

東大寺(とうだいじ)は、奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山の寺院。

金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)ともいい、奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺である。「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊としています。

東大寺は1998年12月に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。

東大寺の多宝如来

銅造釈迦多宝如来坐像

『法華経』見宝塔品所説の釈迦如来・多宝如来の二仏併坐像で、授戒会に際し戒壇院壇上の多宝塔内に据えられる。誕生釈迦仏像(国宝)に似る柔和な顔貌表現の特徴などより鑑真来朝に伴う天平勝宝7歳(755)の東大寺戒壇設立当初の製作と考えられる。

銅造釈迦多宝如来坐像

 

銅造釈迦多宝如来坐像

有名な多宝如来像

日蓮宗・法華宗では、多宝如来は法華経の正しさを証明する仏として、釈迦如来に次いで重視されており、宝塔の両脇に釈迦如来と多宝如来を配した「一塔両尊」という安置形式をしばしば見ることが出来ます。

それ以外では、東大寺と根津美術館の多宝如来が有名です。

東京・根津美術館所蔵の銅造釈迦如来・多宝如来並坐像

銅造釈迦多宝如来坐像

 

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