東国三社参りの一つ香取神宮に行ってまいりました。
千葉県の「香取神宮」、茨城県の「鹿島神宮」と「息栖神社」と関東には、伊勢神宮に匹敵するほどのパワースポットがあります。
しかも、この三つの社を結んだ直角三角形のエリアは強力なパワースポットとされているんですよねー。
という事で香取神宮の紹介です。
香取神宮 (香取様)利根川を挟んで鹿島神宮と対峙する香取神宮の神はフツヌシノオオカミ(経津主大神)です。
いつもはお正月の初詣に行くのですが、今回はその前に行って紅葉を楽しんできました。
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1.香取神宮とは
香取神宮の歴史を日本書紀をもとにご紹介しながら、ご利益、交通手段、所在地、境内の様子を写真を掲載しながら参拝した気分になってもらえると嬉しいです。
1-1香取神宮の歴史
日本書紀では、鹿島神宮のタケミカヅチ(十拳剣の刀身の根本からの血が岩に落ちて生成された神様)が出雲でオオクニヌシ(出雲神話の主人公)と国譲りの交渉をしたとき、タケミカヅチの随伴役を狙っていました。
別名をイハヒヌシ(伊波比主)といい、おなじく武勇・剣の神として知られています。
出雲国の稲佐の小汀(いなさのおはま)に着いた経津主、武甕槌が十握剣(とつかのつるぎ)を抜き逆さに突き立て武威を示すと、大国主神は天照大神の命令に従い葦原中国を譲りました。
二神は大国主神から平国の広矛(くにむけのひろほこ)を受け取り、日本の国を平定して、天照大神の元へ復命されたのです。
その為、英雄神でもあるフツヌシは国譲りが成就したあと、東国や東北地方を鎮定し、北総のこの地にとどまったと伝えられています。
そして、その功績から鹿島神宮とともに「東国の大社」とされ、鹿島と同様に神宮と名乗るのを許されました。
1-2香取神宮のフツヌシは最高位の正一位
神々の世界にも人の世界とおなじ位階かあって、「神階」といわれています。
八八二年(元慶大)の記録によれば、フツヌシはタケミカヅチとともに最高位の正一位とされていおります。
武神である彼は古来から朝廷や藤原氏源頼朝らの時の実力者で、武将たちに崇敬されてきました。
その中でもとくに藤原氏とのが強く、鹿島神宮のタケミカヅチは藤原比等が創建した平城京の春日社の第一殿に祀られたが、彼は第二殿に祀られています。
国譲り神話の英雄神たちは東国の利根川を挟んでむかいあい、春日社でも肩を並べる関係なのです。
1-3香取神宮のご祭神
経津主大神。東国の英雄神フツヌシノオオカミを祀っております。
1-4香取神宮のご利益
家内安全、殖産興業、海上守護 災難除け
1-5香取神宮の所在地
千葉県香取市香取1697
1-6香取神宮へのアクセス
JR成田線・佐原駅よりタクシーで約10分
2.香取神宮の境内
香取神宮の境内の写真を見ながら境内を歩いている気分になってくださいね。
香取神宮の境内の前にはお土産物屋さんがずらっと並んでます。
私のおすすめはくずもち。美味しいので是非どうぞ。
ちなみに駐車場代は無料です。混んでいると結構待つのですが、大体10分15分で空きますからあわてずに。
2-1香取神宮の鳥居から参道
鳥居をくぐると森へ行く道と本殿畏行く道に分かれます。
森の方に行くとかなめいしと奥宮があるのですが、今まで行っておりませんでした。
というのも、山の上にあり遠いのでは…と思ったのですが、200Ⅿ位なので、是非こちらを先に参拝してから本殿に進むのをお勧めします。
奥宮は何とも言えない美しさです。
2-2香取神宮の奥宮と要石
奥宮へと通じる参道のわきの苔が非常にうつくしい。
奥宮です。香取の宮中、旧参道の中程に鎮座。経津主大神の荒御魂を祀ります。
現在の社殿は、昭和四十八年伊勢神宮御遷宮の折の古材に依るものです。
なので、パワースポット。
お稲荷さんもいらっしゃいました。
何故かこちらの要石の周りには小銭が一杯。香取は凸形、鹿島は凹形で、地上に一部を現し、深さ幾十尺と伝えられています。
貞享元年(一六八四)水戸光圀公が当神宮参拝の折、これを掘らせましたが根元を見ることが出来なかったといわれています。
ちなみに鹿島神宮の要石とはかなり違うなー
手水鉢には鹿野の紋が!鹿といえば鹿島神宮、春日大社ですが、春日大社の社伝によると、称徳天皇のとき(767年)、平城京鎮護のため、鹿島神宮の武甕槌命を春日大社の祭神に勧請しました。
この時、武甕槌命は白鹿に乗って御蓋山(三笠山)に来られたという伝説から、鹿を神鹿として保護敬愛しました。すなわち、春日大社(奈良)の鹿は、鹿島神宮(茨城)から連れてこられたといえるます。
それでは奥宮から本殿へ
2-4香取神宮の参道
コケが美しい。
紅葉はもう少しでしたが、上に登るにつれ綺麗に。
ここにも鹿。
鹿島神宮の祭神である武甕槌命(タケミカヅチノミコト)ところに、天照大神(アマテラスオオミカミ)から使者が来て、「香取神社(千葉県佐原市)の祭神、経津主命(フツヌシノミコト)と共に出雲の国へ行って、大国主命に、出雲国を自分(天照大神)に譲るように説得してきなさい」とのことをおっしゃいました。
この時の天照大神の使者、天迦久神(アメノカグノカミ)は、鹿の神霊だったとされ、これに因んで、鹿島神宮の神使は鹿とされるようになりました。
東国の守りをしていた香取神宮も同じく鹿なんですね。
途中に池があります。神池です。
神域であり、古くから池を調べたり魚や動植物を獲ったりする者には祟りがあるとされているのでご注意。
左右に1つずつあります
やっと総門に到着。
2-5香取神宮の総門
手水鉢です。
いつもなら出店が一杯なのですが、この日は聞くの品評会が開催中でした。
2-6香取神宮の楼門
菊の花に飾られた楼門は綺麗でした。
「楼門」は、2階造りになっており2階に櫓(やぐら)などが建っており屋根のある門です。
楼門は通常境内の入口にあり、寺院でも楼門と言います。2階にも1階にも屋根があるものは、「二重門」と呼びます。
さすが、立派な楼門です。
2-7香取神宮の本殿
檜皮葺きで施工されており、屋根工法の中でももっとも格式の高い技法となったおります。
修繕をしたばかりで、柱の模様なども非常にはっきりしていて美しい。
こんなに晴れて良い天気でした。ひょっとしてやっぱり持ってる?
拝殿左手にある「三本杉」(人が集まっているところですね)は、強力なエネルギーを放っているといわれます。
まーパワースポットですね。
源頼則がご参拝されたとき、「三つ願いが成就するならこの杉が三岐に別れん」と祈願したところ、三又に分かれたと伝わります。
そのことから、心願成就のご利益があるとされ、空洞になっている真ん中の杉の中に入り祈願することでパワーをいただけるそうです。
また、写真を撮るとさらに効果が続くといわれ、人気の撮影スポットになっています。
ただ、ハチの巣があるらしく、ご注意を。
2-7桜大刀自神社
桜大刀自神社の御祭神は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です。
恋愛や子宝、出会い、安産の神様です。
2-8香取神宮のご神木
ちなみに樹齢1000年。神々しいです。
境内にはいくつか大きな木があり、パワースポット間違いなし。
2-9香取神宮のさし石
2-10香取神宮の神楽殿
という事で楼門をでて帰途につきました。
まとめ
関東には、伊勢神宮に匹敵するほどのパワースポットがあります。
それは「東国三社」と呼ばれる三つの神社と神宮。茨城県の「鹿島神宮」と「息栖神社」、千葉県の「香取神宮」の三社を巡るお参りは、「関東のお伊勢参り」と言われているほどのパワースポット。
しかも、この三つの社を結んだ直角三角形のエリアは強力なパワースポットとされているんです。
ミステリートライアングルだ!
まーお暇な時にでもというか、願掛けにいかがですか?
という事で以上です。