千葉県お寺:柏市:長泉寺

柏市長泉寺

今回は柏市の花野井にある、長泉寺のご紹介です。

柏から柏の葉キャンパスへ向かう途中にあるお寺です。

駐車場もあり、丁寧に管理されていて、美しいお寺でした。

柏市:長泉寺

沿革

ぼけ封じ関東三十三観音霊場として知られる真言宗豊山派の寺院です。

山伏堂(修験者の道場)を宝暦11年(1761)に流山東福寺の末寺として開山し、1800年代中期に庫裏、本堂改修、後期には仮説学校として利用された歴史ある寺院。

隣には花野井香取神社や、裏手には柏の歴史を知る上でかかせない吉田邸などがあり見所の多いエリアに鎮座しております。

神社情報

柏市長泉寺(かしわしちょうせんじ)

御祭神:大日如来、千手観音

札所:ぼけ封じ関東33観音霊場 第七番

宗派:真言宗豊山派

鎮座地:〒277-0812 千葉県柏市花野井1003

御由緒

長全寺は天正3年4月25日、松戸市広徳寺5世、巧室梵藝大和尚を勧請し、曹洞宗寺院として開山しました。

その後15世紀以来この地域で勢力を張っていた戸張氏の菩提寺として栄え、寛永年間頃に戸張村の香取神社近くから現在地へ移転しました。

神事・祭事

曹洞宗の作法に則り、常時2~5名の僧侶にて真心を込めてご葬儀・ご法事

毎年正月、5月、9月の24日、午後2時より水子供養合同法要

毎年8月17日に大施食法要(施餓鬼法要)

毎年4月29日午後2時より大般若祈祷大法要

年末の31日午後11時50分より境内大梵鐘に於いて除夜の鐘を撞いた後、午前0時10分頃より本堂に於いて皆様の家内安全、諸願成就を願う元朝祈祷法要をご修行

仏前結婚式、地鎮式、七五三等、各種法要

御朱印

御朱印をやっています。受け付けは8時から17時まで。

歴史考察

長全寺は天正3年4月25日、松戸市広徳寺5世、巧室梵藝大和尚を勧請し、曹洞宗寺院として開山しました。その後15世紀以来この地域で勢力を張っていた戸張氏の菩提寺として栄え、寛永年間頃に戸張村の香取神社近くから現在地へ移転しました。明治25年、火災によって焼失した柏小学校を同寺へ移設した他、大正14年に東葛中学校(現・東葛高校)校舎を境内に竣工するなど、柏市の教育へも積極的に貢献し、今も地域と共にその歴史を刻んでいます。

御本尊様は釈迦如来像、両脇侍は普賢菩薩像、文殊菩薩像。この他、当寺鎮守金毘羅大権現、大日如来等の堂宇が境内に数多く有りますが、中でも四国霊場と同胎の弘法大師像を安置した堂宇が特徴的です。弘法大師が祀られる堂宇は境内に2つ有り、四国88ヶ所霊場に由来する東葛印旛送り大師講の1番、60番札所として知られています。 昭和31年に金毘羅宮落成遷宮式、昭和41年に本堂を竣工し、昭和43年に平和観音開眼、同年2月20日寺格を格地へ昇等、昭和49年に山門(仁王像・四天王像)を落慶しました。

先代住職である当寺第33世中興・武田泰法師は、平成6年に長全寺檀信徒会館「飛雲閣」を落慶。その報恩行として当時の大雄山最乗寺山主、余語翠巌老師を戒師様としてお迎えし「庫院檀信徒会館落慶記念報恩大授戒会」を厳修致しました。しかし、多くの功績を遺したその先代住職も平成19年1月に遷化し、翌年の平成20年3月8日に現住職である武田泰道師が晋山結制法要を厳修、第34世として当寺に晋山しました。

平成23年の東日本大震災の際、強い揺れに見舞われた当寺は、本堂を始めとする多くの伽藍に多大なる被害を受けましたが、多くの檀信徒の協力を得て短期間で伽藍復旧を果たし、翌平成24年には「復興への願いを込めて、南無大師遍照金剛」のスローガンの下、東葛印旛送り大師巡拝並びに大結願法要を多くの参詣者と共に厳修しました。

現住職の「地域の皆様に広く門戸を開いて多くの方々に仏様とのご縁を結んで戴きたい」との想いを具現化するべく、丁寧な仏事回向は勿論の事、夏季坐禅会、長全寺チャリティー寄席、書道教室、長全寺門前市等を定期開催すると共に、長全寺会館に於いて社会福祉支援活動等の催事を随時開催し、檀信徒のみならず地域の方々と想いを共にする開かれた寺院として現在に至ります。

公式HPより

[今昔マップon the web]

境内案内

ぼけ封じ関東三十三観音霊場ということもありまして、立派なお寺です。

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ハスがありましたが、まだ咲いておりませんでした。

これは何苔?シノブゴケ?

こちらがぼけ封じの関東三十三観音霊場です。私もお祈りしてきました。(笑)

本堂から、門を見た様子。

本堂全部をちょっと遠目で、ドーンとした雰囲気の良いお寺でした。