毘盧遮那仏如来は奈良の東大寺と唐招提寺のものが有名ですが、ここでは東大寺の毘盧遮那仏如来像のご紹介をいたします。
とにかく752年に開眼供養されたのが東大寺金堂本尊の毘盧遮那仏如来像ですから、古いです。
しかし戦火で2度焼けております。
とにかく総国分寺の東大寺の本尊としてはふさわしい雄大さがあります。
東大寺の毘盧遮那仏如来像とは
まずは毘盧遮那仏如来像が安置されております。金堂をご紹介します。
ちなみに昔は仏様のための作りだったため、僧侶も誰も入れなかったそうです。
東大寺とは
東大寺は、奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山の寺院。 金光明四天王護国之寺ともいい、奈良時代に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺である。「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏を本尊とし、開山は良弁である。現別当は狹川普文。
奈良・東大寺・盧舎那仏像
蓮華蔵世界が台座や光背に表されている毘盧舎那如来は蓮華蔵世界に住み、なおかつその中心にいるとされています。
一見すると他の如来と見分けがつかないのですが、蓮華蔵世界を表すため蓮華座(蓮をかたどった台座)にたくさんの釈迦が表されていたり、光背に無数の化仏(仏の化身)をつけているのが、見分けるポイントです。
さすが全宇宙の中心にいらっしゃる方なので、化身が無数あるし、大きい!
その他の特徴としては。
台座の線彫りも見どころ「奈良の大仏」の蓮華座には蓮華蔵世界が表現されており、台座の蓮弁の1枚1枚に釈迦如来が毛彫り(線彫り)で表されています。とにかく細かい。
光背に千体もの仏を持つ盧舎那仏」唐招提寺金堂(奈良市)の盧舎那仏坐像[脱活乾漆造・奈良時代・国宝]の光背には、たくさんの釈迦の化仏があしらわれています。
本来は体だったとされているが、現在でも864体が残っており、無数の仏の中心にある盧舎那仏の姿から宇宙の大きさが伝わってきます。