多宝如来とはどういった役割や立場、ご利益、歴史があるのでしょうか?
多宝如来・・・・。失礼ながら。あまり実は知らなかったんです。
阿弥陀様やお釈迦様の方がメジャーでお寺ではどちらかと思っていたくらい無知でした。
実はすごい如来なんです。今回は実は知らなかったという、あなたに多宝如来をご紹介します。
多宝如来とは
お釈迦様が法華経を説いていらしたとき、「善哉、善哉、釈迦牟尼世尊の説くところのものは皆これ真実である」とお釈迦様を賛美したのが、多宝如来です。
四菩薩を眷属としていろいろな宝物を生み出し、福徳を授ける仏様です。あらゆるものは平等であるという精神を説きます。望みをかなえる与願印を結ぶのが特徴です。
立場
法華経に登場する、東方の宝浄国の教主で、釈尊の説法を賛嘆した仏です。
ふつう多宝塔にお釈迦様(左)と共に祀られます。これは中に坐していた多宝如来が半分席をゆずり、並んで坐った話しに基づいています。
宗派
日蓮宗・法華宗では、多宝如来は法華経の正しさを証明する仏として、釈迦如来に次いで重視されており、宝塔の両脇に釈迦如来と多宝如来を配した「一塔両尊」という安置形式をしばしば見られます。
お仏壇などの奥を見ると掛け軸がありますので、日蓮宗・法華宗のご家庭は確認してみてください。
ご利益
福徳円満、功徳と福利
※ちなみにお寺は仏様と相談するところで、神社は神様に誓いを立てる場所です。
多宝如来の真言
オン・アラタンノウ・サンバンバ・タラク