阿閦如来とはどういった役割や立場、ご利益、歴史があるのでしょうか?
阿閦如来の別名や化身、眷属、どこにいらっしゃるのか?詳しく調べました。
1.阿閦如来とは
では阿閦如来について詳しく説明します。
1-1阿閦如来の別名
●不動如来、アクショビヤ
1-2阿閦如来の化身
● 金剛薩埵、降三世明王
1-3阿閦如来の眷属
●八大童子
1-4阿閦如来の所在
●金剛界の東方あるいは東方妙喜世界
2.阿閦如来についての詳しい説明
五仏のひとつ金剛界曼荼羅は、主尊である大日如来を中心に四方に如来を配する構図となっていて、大日如来を含むこれらの如来は「五仏」あるいは「五智如来」と呼ばれています。
如来たちは、大日如来が備える五つの智慧(五智)をそれぞれ分担し、いまもそれぞれの浄土において、民衆を救済しているとされます。
阿弥陀如来が曼荼羅の西方にいる一方、阿閲如来は薬師如来とともに東方に配置される。「阿威」とはサンスクリット語のアクショビヤの音訳で、「揺るがないもの」「動じないもの」を意味するため、阿関如来は「不動如来」とも呼ばれます。
「不動」という言葉は、煩悩を克服して完全な悟りに到達したことをさします。
かつて釈迦が、右手を地面につけ、地の神に自分が悪魔(煩悩) を打ち滅ぼしたことを証明した、という逸話にちなみ、阿関如来は降魔印(触地印)の印相を結んでいます。
後期インド密教を継承するチベットでは阿関如来の像は青色で表現されることが多く、時代とともに念怒相に変わっていきました。
一方、阿関如来像は、五智如来像のひとつとしてつくられたものがほとんどで、単独での像例はまれであり、阿関如来への個別の信仰もわずかしか知られていません。
2-1阿閦如来の主な寺院
・東寺、園城寺、高野山明王院
2-2阿閦如来のご利益
密教における大日如来の五つの智慧を表す五智如来の一尊で、薬師如来と同等と考えらました。そのため病気治癒、無病息災、滅罪の功徳があるといわれています。
※ちなみにお寺は仏様と相談するところで、神社は神様に誓いを立てる場所です。
2-3阿閦如来(あしゅくにょらい)の真言
オン・アキシュビヤ・ウン